Chokei's Drama 郷土劇 ゆいまーる1  物語



闘牛に熱中している仲宗根家のオジー太郎は、
高血圧気味である。

心配する家族、隣家のオバー幸子、
保健所から派遣された保健婦たちは住民検診をすすめるが、
頑固な太郎は、それを振り切って闘牛見物に出かけるが、
脳卒中で倒れてしまう。

入院した太郎と、それを支える長男嫁のトシエ。
しかし、看病に疲れた長男の正夫は、
本土に出稼ぎに出かけてしまう。



そんな折り、隣家の幸子も
畑で転んだ拍子に骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で
弱っていた大腿骨を骨折してしまう。

寝たきりになりそうな二人のお年寄りを前に、
両家の嫁の卜シエと米子は途方にくれるが
「たとえ歩けなくなっても親だから…」と、
ゆいまーるの心で助け合い、看病につくす。



そんな二人の献身的な看病に、
太郎も幸子もつらいリハビリに励み、
やがて退院の日を迎えることができる。

家に戻った太郎は、
介護セミナーからリハビリの仕方などを習ったトシエらに支えられ、
杖なしでなんとか歩けるようになる。




そこへ、本土に出かけていた正夫も、
家族が心配になり反省して戻ってくる。
久しぶりに全員・がそろって笑い声が響くなか、
お年寄りが倒れたとき、
長男嫁だけが苦労して面倒を見るのではなく、
皆が協力しあってお年寄りたちを支えあう
「ゆいまーる」の会ができたことが報告される。



最後に、家の中で寝たきりにならず、
地域社会に積極的に参加するお年寄りの姿と、
それを助け支える若者たちのエイサーの行列が浮かび上がる。









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